ブログ

HOME» ブログ »気付きにくい「発達障害」

ブログ

気付きにくい「発達障害」



気付きにくい「発達障害」

気付きにくい「アスペルガー症候群」

子育ての中で特に扱いづらいのが、子どもの「イライラ」だと思います。
どんなお子さんでも、何かできないことがあると、
不機嫌になって大声を出したり、
周囲に八つ当たりしたりすることがあるでしょう。

就学前であれば、パニックに陥ったり、けんかになってしまったりといったことも、珍しいことではありません。 しかし、その精神の不安定が発達障害によって引き起こされている場合があります。

発達障害には、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)などが広く知られています。ADHDは「注意力散漫で突発的な行動が目立つ」、LDは「特定分野の学習において習得能力が低い」などの特徴が見られ、広い意味では「自閉症」に含まれます。そんなお子さんの「イライラ」は、ご家庭や学校で大きな問題に発展することも多く、注意が必要になります。

自閉症の中でも、アスペルガー症候群は知能指数が「普通」または「普通より上」のケースが多く、
学力的には問題がないため、ご両親が受入づらい場合があります。
たとえば、相手のことを傷つけても、自分が悪いことをしたとは思わずに、叱られても逆にキレる。衝動的に言いたいことやりたい事をし続け、友達と言い争いをして
トラブルになる。性格ではなく、発達障害の可能性があり、ご両親も受け入れる
ことが重要になってきます。


アスペルガー症候群の特徴としては、次の3つです。

1、社会参加・対人関係の困難
臨機応変な対応を苦手で、一度決めた計画を変えようとしない傾向がありま
す。        状況の変化についていけず対応が遅れることも多く、率直な言葉を使うのも特徴です。
      
2、コミュニケーション障害
「言葉の意味」を見落とす確率が高く、的確な言葉で伝えないと行動出来ない。
相手の「感情」を読み取ることも苦手。

3、限定的な興味・行動
狭い範囲の物事に対して強い興味をもつ傾向があり、
熱中した物事にたいしては、 
一般 から見 ると 異常なほどの集中力を発揮します。
たとえば、一読しただけの内容をほ とんど 暗記し、
まわりを驚かせることがあります。また、特定の行動を延々と繰り返す。変わった物をコレクションする。
        

もう一度、お子さんの行動を思い浮かべてみて下さい。


 
発達障害によく見られるイライラが多いお子さんに対して、
「落ち着きなさい」「怒ってはダメ」と言う対応ではどうにもならず、
悩まれている方もいらっしゃると思います。

思うようにならないとき「怒る」のは自然なことです。まずは、「人は誰でも怒る」と言うことを理解したうえで、親自身も感情的に対応するのではなく。、やさしい気持ちで「どうしたの?話を聞かせて」と話しかけてみて下さい。お子さんの話をじっくりと聞いて理解できたら、笑顔で質問したり、お子さまの好きな話題で盛り上がりましょう。まずは、ご家庭の中でコミュニケーションの練習を行い、ご両親との関係を良くしてみましょう。それが他の人との関係にも反映されていくはずです。

精神が不安定なお子さんの言動、行動に対応するには、ご両親が常に平常心でいることが重要になってきます。やさしい気持ちで接して下さい。

平常心を保つことが出来ないとお悩みでしたら、ご相談下さい。
 

 
2024/01/07